「仕組み」という言葉は、私たちが よく使う言葉であると思います。物や組織が「どうやって動くのか?」が わからない時に、「○○の仕組み」という言葉で表現します。みなさんは、貿易の決済の仕組みをご存知でしょうか。私は、よくわかりません(笑)。・・・使う通貨は事前に決めておくようですが、銀行振込のような「電信送金決済」の他にも やり方があるそうですね(難、涙)。
日本語学校では個人的ではありますが、学生の皆さんへ 「使ってください!」と、いつも「お勧め」(笑)している言葉でもあります。機械の仕組み・社会の仕組み・会社の仕組み・貿易の仕組み・合コンの仕組み・アプリの仕組み・・・
「仕組み」と聞いても、マイナスなイメージはありませんが、「仕組む」と聞くと、⁉ 何か不穏なものを感じるのは、私だけでしょうか?
尾崎豊さんは「仕組まれた自由」と歌っています。本当に、そう 思います。G・W(ゴールデンウイーク)とか、完全に国によって仕組まれています。
私たちが気づかないだけで、日常生活において、「仕組まれたもの」が、あふれています。もちろん、親切な案内板のようなものも数多いですが、商業的なものが目立ちます。
駅のホームに立つと、目の前に大きな広告~ お店のレジで待つ時に、前に置かれている安い商品~ 商業施設・博物館・美術館などなど 出口にある土産物コーナー~。
そして何と言っても !! 「仕組む」でスゴイのは、古くは、川の堤防を強固にするための桜並木でしょうか?桜を見に来る多くの人々が地面を「踏んで」固くしてくれます。
人の、多くの人の行動、導線というものは、物理的にも経済的にも、とても大きな力があることがわかります。町の開発なども商社や自治体によって仕組まれています。私たちは、仕組まれた通り、仕組んだ人の予想通りに、動いてしまいます(笑)。
一方で、私たちが日常生活で「仕組む」ことも、たくさんあったりします。玄関の注意書き~冷蔵庫に貼る「買い物リスト」~水まわり下に置く足ふきマット~ ・・・すべて自動的に、無意識のうちに「見たり・やったり」するという特徴があります。
つまり、どうして「仕組む」かというと、楽・効率的(能率的)だからです。
仕事においては、みなさんは、どんな「仕組む」をやっていますか。職場でも、みんなが安全に、気持ち良く、効率的に仕事ができるための仕組みが、すでに色々あるかと思います。ですが、「まだまだ、あるんじゃない?」という視点で、良い仕組みを作っていきたいですね。
楽して 行きましょう~。
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