仕組む ❷ 「文字・絵の仕組み」

組織

 でも、仕組みを作る と言っても、みんな、こう感じるかもしれません。

「なにか 気に食わない。」

 昔、こんな事がありました。仕組みづくりに、一生懸命なリーダーの人がいて、その人の指示は「すべてを 仕組め !! 」でした。どうやって? ・・・

 よく現場に、テプラなどで書いて貼ってある あれ! です。 「危険!」とか、「~注意」とか、「~を確認!」とか・・・

 具体的な内容は忘れましたが、その人の求めるものは、これ くらい徹底してました。      例えて言うと、「歯を磨くときは、まず右手に歯ブラシを持ち、左手に歯磨き粉を持つ。次に歯ブラシの上に歯磨き粉を1.5㎝ 絞り出す。そして・・・」

これをテプラで打って、そこに貼れ!という指示でした。

 もちろん、私たち部下の反応は、2通りしかありません(笑)。

「子供じゃ ねぇんだからよおぉ~。」「バカじゃ ねぇ~の?」。

 

 誤解されている方もいらっしゃるかと思いますが、私は、このやり方を否定しません。ムカつくけど、むしろ 良いと思います。

 なぜなら、基本的な原則?に のっとって いるからです。時間・労力・効率を考える上での原則です。つまり何かを伝えたい時に、1人だけにそのタイミングで言うしかない言葉よりも、いつでも勝手にたくさんの人に読んでもらう文字や絵の方が、「楽 で、効率的」だからです。

 消えてしまう言葉と比べると、この点では文字や絵ってスゴイですよね。

 楽をする分、そのパワーや時間をもっと他の 大切なこと・新しくて建設的なこと に 使うことが可能になります。

 今回は、「貼りもの」の話になりましたが、他にも、仕組みとしては、時間の無駄を無くすために大切な「定位置管理」とか、いろいろ ありますよね・・・

 

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