英語にもなった この言葉、改善(kaizen)。
私たちの職場・会社にとっては、これ、「改善」を行う時、きっかけとして、二つの入り口があるかと思います。
1.「お客様の声」 と 2.「従業員(社員)の声」 です。
「現場の星」としては、「従業員の声を聞く」を取り上げたいと、思います。しかしまあ、現状を変えるというのは、大変なことです。人間(の脳)は、保守的ですから、「今まで通り」の方が、楽だし安全だと認識し、新しいことを拒否したりします。
ですから、改善しようと、動き出したあなたは、スゴイと思います。
改善するきっかけとしての従業員(社員)の声、「この作業が非効率だ・やりにくい・経費が無駄だ」などが出てきて、「それでは、やり方を変えよう」ということになり、「改善」が始まります。これは、そのような声が出てきたから、始まったわけです。つまり、
1.対処的 改善(ミクロ) と言えます。
他にも、言われたからでなく、みんなの話を聞いて改善点を探す 2.予防的 改善(マクロ) もあるかと思います。
今回は、対処的改善について、考えてみたいと思います。
上記のように、やり方を変えよう という状況になった場合というのは、だいたい、困っている、または、心苦しい状況 なので、変えたい意志は強く、改善は、だいたいうまくいきます。ただ、もちろん、それを独りよがりでやっているわけではない、つまり、改善事項を共有できているという前提は必要だと思います。
うまくいった後、みんなの心境はどうでしょうか?
「とても、すがすがしく、仕事が楽しくなった。」とか、逆に残念ながら「それをやらなければならない義務感があり、苦痛だ。」といった感想が、代表的な例だと思います。
苦痛だと感じさせてしまったら、次の「改善」に取り組もうという気持ちは皆の中に無くなってしまいます。それは、ちょっと問題です。ですから、特に初めての「改善」は、問題があるからやる「対処的改善」でも、効果が大きくみんなが納得できる、楽しくなるものにする必要があるかと思います。
それができれば、改善が、習慣となる風土ができるのではないでしょうか。
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