ストレス ➊ 「外的要因」

メンタルヘルス

 使い慣れた言葉ですが・・・ 

「ストレス」・・・。ちょっと、これ!テーマとしては、大きすぎますよね~(笑)。

みなさんの普段のストレス度合いは、どれくらいでしょうか。

 

 そもそも「ストレス」とはなんでしょうか。

 「ストレス」とは、もともとは、物理学の言葉らしく、押す力を「ストレッサー」と言い、それに対する反応を「ストレス反応」と、言うようです。が、今一般で使われている「ストレス」という言葉は、精神的に受ける圧力の意味で使われています。そして、症状としてイライラ・体の痛み・不眠などなどが あります。

 ストレスを感じる時を場面で大きく分けると、「職場」と「日常生活」になるかと思います。そしてその対象は「人」「物」「時間」「お金」などでしょうか。他にも「臭い」とかもあるでしょう。それらは、ストレスを感じる本人にとっては、切実な問題であり、当然、「無くしたい」と思います。

 結論から言います。ストレスを取り除くために、それらの苦しみ(症状)が、どうして出てくるのかを見てみるのが、大変重要な視点になると思います。ストレスは「どうして出てくるのか?」 主な原因は、押す力(ストレッサー)に、私たちが適応しようとするから、です。

 「適応しよう」としている ~ つまり、職場のケースで言えば、言われたことをそのまま受け止める、組織の中でとても頑張っている 真面目な あなた!だからストレスを感じるわけです。頑張っている証拠? だから、ストレスを感じた時は、まず、自分をほめてあげて欲しいと思います。

 そして、ストレスを取り除きたい時は、「適応しない」という行動を取れば良いわけです。例えば、 無理をしない(休む)、距離をとる、などなど です。当たり前すぎ ですか?(笑)。もちろん、これは勇気が必要なこともあるし、現実的に無理な場合もあります。だから、程度の問題でもあり、できる所から始めれば良いかと 思います。

 そして、「押す力(ストレッサー)を押し返すのではなく、かわすという意識と行動が必要になってくると思います。たまには、羽目を外したり、仕事と関係のない話に集中したり、休憩の場所を変えてみたり・・・などでしょうか。

 歴史小説の話ですが・・・ 司馬遼太郎さんの「龍馬がゆく」の中で、龍馬がピンチを脱する描写があります・・・新選組に出会ってしまった龍馬が、彼らを「かわす」ために 道端の犬を愛でるというシーンです。当時16歳の私は、今までで最も感動したこの本の中にあって、そのとても小さな描写にも心を動かされました。

 怒っている人と怒っている人は、ケンカになりやすいかもしれませんが、怒っている人と笑っている人では どうでしょうか?このシーンから「かわす 技術」というものがあることを初めて知りました。フィクションではありますが、龍馬は本当にそのような行動を取ったのではないかと・・・。

 私は、職場でのストレスの形態を 三つに 大別できると思っています。それは、

1.怒り と 承認欲求 (内的要因)

2.コミュニケーションの行き違い (内的・外的要因) 

3.キャパシティー オーバー (外的要因)

上記の 過度に「適応しようとする」は、主に「2・3」に当たります。

「2」は、・・・言ったよね→聞いていない・言ったことの意味が、わからない。/ これは要らない→良かれと思って そうした。/ などなど、けんか両成敗? 双方に責任があるケースが ほとんどでしょう。ですから、「自分に責任がある」と、思わないと解決は難しくなります。また、コミュニケーションは、対人間ですから、「適応しない行動」をとることは、難しいです。ですから、我慢して聞く側にまわることも必要でしょう。

「3」は、現場では、いつものこと ですね(笑)。自分が受け入れられる量を超えていて、どうしようもない・・・。これについては、自分ではコントロール不能である場合が多いですが、無理をしない、そして、協力しあうことによって、負担(特に精神的な負担)を減らすことは可能ですよね。また、つらい(キツすぎる)のは、なので、その時間帯をずらす という手もありますよね。明日に回して、そこに人員補充とか・・・。

  「1」については、次回、考えてみたいと思います。

 また、ストレス全般の話として、個人的な傾向を見てみることも、とても大切だと思います自分の場合は、どんな時ストレスを感じるのか? ということです。ちなみに、私は1年間くらい、PC(パソコン)トラブルでとても苦しんだことがありました。これをテクノストレスと言うらしいです。

 そして、このPCトラブルは、後になって思い返すと、トラブルとは言えない小さいものも含まれていました。例えば、PC不動の原因が「帯電」で、電源を断ったあと再起動するだけで直ったこともありました。そうこう するうちに、私のテクノストレスは減っていきました。

 つまり、慣れ や 経験(PCスキルの)筋トレをする?ことにより、軽減することができるストレスもある ということです。

 ちょっと、今回は大ざっぱでしたが、また皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

⇒ ストレス ❷

コメント

タイトルとURLをコピーしました